自閉症児とスマートフォン・タブレットの活用と注意点

皆さんはスマートフォンやタブレットをどのように活用されていますか?

我が家では、北海道旅行をした5年半前に携帯を、ガラパゴス携帯からスマートフォンに変えました。

その時は、旅行をするときに「Google Maps」があれば便利かもしれないと思ったのが変えた理由でした。

でも、子供が成長するにしたがって、スマートフォン・タブレットの活用方法が広がったものだなぁと思います。

たとえば・・・

待ち時間に使う

外出先では、いろいろな場面で「待ち時間」がありますよね。

例えば、病院だったり、遊園地の乗り物、外食先などです。

 

自閉症スペクトラム障がいの子供達は、時間を線ではなく点としてとらえます。

時間の感覚が希薄な子供たちにとって、「待つ」という見えないもの、視覚で表現しにくいものは、とてもわかりづらいものです。

そのため、長時間待つ必要がある場合などに、一時的なものとして使うことをお勧めします。

 

当然ですが、病院等の公共の場所等での使用については、注意してください。

また、他の人の迷惑にならない程度の音量で利用するか、ヘッドフォンをする練習として使っても、いいかもしれません。

ご褒美として使う

我が家ではトイレトレーニングの一環として、タブレットを使いました。

その頃長男は、トイレで排便することを、かなり嫌がっていました。

でも、タブレットを本人の目の前に持ってきて、「うんちできたら、アイパット」と伝えると、すぐに行ってくれました。

この効果は抜群で、今では、ちゃんとトイレでできるようになっています。

 

また、ちゃんと我慢できたとき、お手伝いや、良い事をしたとき、今までできなかったことが頑張ってできた時等にも、タブレットをご褒美として使わせています。

つまり、何かを我慢させるために使うのではなく、我慢できたときに使うようにしています。

活用するときに注意すること

スマートフォン・タブレットを活用しようと決めた時に、私たちは、あらかじめ次のことを、考えて話し合いをしました。

それは、「それを活用すると、どんな利点があるのか?また反対に悪い点があるのか?」についてです。

特に、常にスマートフォンやタブレットがないと、駄々をこねて生活に支障をきたしてしまうということがないように、注意しています。

 

具体的には・・・

ルールを決める

スマートフォンやタブレット等を渡す前に必ずルールを決めておきます。

このルールは、使い始めた時からきちんと決めておけば、後々楽になります。

もしお子さんが小さい場合でも、ルールに沿うように、親が誘導してください。

①親がいいと言うまで、勝手に使わせない

普段は子供が勝手に使えないように、手の届かないところか、隠すようにしています。

また、子供が使いたい意思を示す練習にもなります。

ルールがきちんと身に付き、勝手に使わないようになることが目標です。

ちなみに、我が家では比較的早い段階で、勝手に使わないようになりました。

②1回15分(アラームが鳴ったら終了)

時間は必ず決めるようにしています。最初は、アラームがなっても離しませんでしたが、必ず止めさせます。

何度か繰り返していくうちに、ルールが分かってくると思います。

逆に、親の都合で途中で取り上げることはしません。

ちゃんと終わるまで待っていてあげます。

③テレビを見ながらや他のことをしながらは使わない

使用するときは、テレビが見えない定位置で使用させます。ながらの使用は集中力強化の点からさせていません。

何を見ているか把握する

子供がYouTubeで何を見ているかちゃんと把握していますか?

YouTubeもすべてが子供に合ったものとは限りません。

 

例えば、我が家の長男も、YouTubeで飛行機の離着陸を見ていると思っていたら、いつの間にか飛行機の墜落シーンを見ていたことがありました。

子供に合わない・見せたくない映像になってしまったときは、設定で「再生履歴をクリア」にします。

 

また、タブレットを利用するときは、原則として親のどちらかの近くでしてもらいます。

例えば、キッチンで後片付けをしているときは、台所にいてもらいます。

それでも家事等で子供を見ている余裕がない時は、後で「履歴」を確認するようにしています。

 

実はこの把握するということは、そのほかにも良いことがあります。それはまた別の機会にご紹介します。

親が主導権を持つ

決して最初から子供達の好きなように使わせないことです。

本人にとって、自由に使用できることが当たり前となると、逆に、それがなくなることによってパニックの原因にもなりえます。

 

× 自由に使用することがあたりまえ ⇒ 使用できないことに不安がでる

〇 自由に使用できないことがあたりまえ ⇒ 使用できることが嬉しい

 

人間はどんな刺激に対しても慣れる生き物です。

そのため、当分の間は親がスマートフォンやタブレットなどの主導権を持つことが大事です。

またゲーム機等も同様に考えています。

 

上手に活用することで、子供も親も、日々の生活や、お出かけなどがしやすくなります。

ぜひ、参考にしてください。

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