先日、次男が8歳にして「はじめてのおつかい」をしました。
次男は、ワクワクだったと思いますが、私と主人はドキドキでした。
また、今回のおつかいで、思ったことがありました。
目次
次男のはじめてのおつかい
それは、ある日のこと。
夕飯を作っていた私が、ごま油が足りないことに気づき、近くのドラッグストアへ買いに行こうとしたとき。
「俺が行く!お手伝いする!!」
と、次男が言い出したのです。
私は、次男が一人でおつかいは、まだ無理だと思っていたので、やんわりと断りました。
でも、主人が「せっかくだし、行ってもらおうよ。」と言ったので、次男はすっかり行く気満々。
私が心配していると、主人が小声で、「俺が、こっそり尾行するから、大丈夫だよ。」と言ったので、意を決して次男を行かせることにしました。
次男が成功できるように、準備!
主人がこっそり尾行してくれるとはいえ、初めてのおつかい。
なるべく、自分の力で成功できるように、次のように準備をしました。
- 買ってくるものを、1つだけにする。(※たくさんお願いすると、探すだけでも大変だと思ったから。)
- 買ってくるものの、現物を見せる。(※現物がないときは、スマホなどで検索して写真をみせるとわかりやすい)
- 買ってくるものを、メモ紙に大きな字で書く。困ったときに次男が自分で店員さんに聞けるように、漢字にふりがなをうっておく。
- お会計しやすいように、500円硬貨1枚だけ入れておく。
やることをなるべくシンプルに、次男が理解できるように心がけました。
そして、次男に、順番に説明をしました。
次男は、「わかった!」と言ってくれましたが、「本当に分かったのかなぁ・・・?」と内心は不安でしたね(笑)
おつかいに行くドラッグストアは、普段からよく一緒に買い物に行くところなので、行き先は大丈夫だと思いましたが、次のことが心配でした。
- 道を渡るとき、車がきていないか、ちゃんと確認するか?
- 商品がどこにあるのかわからないとき、店員さんに聞けるのか?
- お金を払って、ちゃんとおつりをもらってくるのか?
果たして、次男はおつかいミッションをクリアできるのでしょうか?
おつかいの様子は・・・?
次男が「いってきま~す!」と元気よく家を出ました。
そして、帽子にマスクの、ちょっと不審な人にも見えそうな主人が、次男の後を追いかけました(笑)
約15分後・・・
ドラッグストアから走ってきたのか、息を切らして次男が「ただいま~。」と帰ってきました。
「お母さん、買ってきたよ!ほら!!」
と、得意げに買ってきたごま油を、私に見せてくれました。
「ありがとう。すごいね。やったね~。」
私に褒められると、次男はすごく嬉しそうでしたね。
尾行して帰ってきた主人に、おつかいの様子を聞いてみると・・・
【良かった点】
- 商品がどこにあるのか、店員さんに聞いていた。
- お金を払って、おつりをちゃんともらっていた。
- 帰るときに「ありがとうございました。」と、お礼を言っていた。
【悪かった点】
- 「ごま油~!」と大きな声で探していた。
- レジに並んでいた時に、「まだですか?」と店員さんに言っていた。
- 早く帰ろうと思ったのか、車の確認をしないで道を渡ろうとした。
今回は、とりあえず成功できましたが、まだまだ課題があることがわかった「はじめてのおつかい」でした。
今回のことで、思ったこと
実は、これまで子供達を一人でおつかいに行かせる機会は、ありました。
でも、私は「まだ早いから」「心配だから」と何かと理由をつけて、行かせませんでした。
子供達は「できない」と、決めつけていたのだと思います。
「できない」と決めつけてしまうと・・・
親が、「うちの子は、できない。」と決めつけてしまうと、どうなると思いますか?
親は、お子さんの「できないこと」ばかり、目につくようになってしまいます。
そして、お子さんの「できること」や「いいところ」に、気が付かなくなってしまうかもしれません。
「できない」と決めつける前に、まずは、スモールステップで「できること」を積み上げていきましょう。
今回、主人が次男におつかいをさせようと思ったのは、次の理由があったからです。
- 幼児期よりも、落ち着いて行動することができるから。
- 他の人と、だいたいコミュニケーションをとることができるから。
- できると自分に自信を持っているから。
今までの「できること」の積み重ねと、少しのサポートがあれば、できるかもしれないと主人は思ったようです。
お子さんによっては、「できること」を増やしていくのに、いくつのもスモールステップを作ったり、時間をかけないといけないかもしれません。
でも、一つ一つ丁寧に積み上げてきたものは、確実にお子さんに身についています。
「できること」が少しずつ増えていくことで、お子さんの自信へと繋がります。
焦らずに、お子さんと二人三脚で取り組んでいきましょう。
チャレンジすることで、わかること
でも、お子さんに、初めてのことや、新しいことをさせるのは、不安ですし、心配ですよね。
最初は、お子さんの発達に合わせて、「これなら、できそうかな?」ということから始めてみましょう。
お子さんにとって、「ちょっと難しいかな?」ぐらいがいいようです。
たとえ、お子さんができなくても、ガッカリしないでください。
できなかったのであれば、何がいけなかったのか?考えてみましょう。
- チャレンジするには、まだ早い段階だった。
- 子供に理解してもらうのに、文字ではなく、絵で示すのがよかった。
- 手順書を作って、次に何をするのか?自分でチェックできるようにすればよかった。
お子さんができるように工夫するなど、試行錯誤することを続けます。
お子さんによって、時間はかかるかもしれないけど、いずれできるようになっていくでしょう。
もし、できたときのお子さんの表情を、見逃さないでください。
きっと、自信に満ち溢れて、キラキラしていますよ。
そのときは、お子さんと「できたね!」とハイタッチして、できた喜びを分かち合ってくださいね。
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