子どもが外出先でパニックを起こすので、主人が一緒に外出することを嫌がります。

家族で外出したいのに、「疲れるから、行かない」と主人だけが来てくれない。

旅行を計画しようとすると、「どうせ、大変だよ?」と言って主人が聞いてもくれない。

あなたにも、似たような経験、ありませんか?

「子どもが、もう少し落ち着いてからでも・・・」は、いつまで?

お子さんとの外出や旅行に、消極的なお父さん。

「子供がもう少し落ち着てからでも・・・」

と言ったことは、ありませんか?

 

外出先でのお子さんのパニックや癇癪の対応は、とても大変ですよね。

泣き叫んだり、床に転がってバタバタしたり・・・。

周囲の目もあるので、子供との外出が辛くなりますよね。

でも、お子さんをずっと家の中にいさせるのはちょっと・・・

 

パニックや癇癪の対応は、数回頑張れば改善するというような、容易なものではありません。

何度も癇癪を起しても、あらかじめ決めておいた対応に沿って、冷静に行動しければなりません。

当然ながら、外出先では、お子さんを連れて移動しなればならない場合もでてきます。

 

お子さんが小さいうちは、抱き抱えて人気のない場所に移動すれば良いのですが、

大きく成長するほど、お子さんの声や力が大きくなります。

パニックを起した際の移動に、専用のハーネスを使用しなければいけなくなったりなど、

中には、対応がより難しくなることもあるそうです。

 

できれば、お子さんが小さい頃から、少しずつ外出の練習をしてみましょう。

親子でチャレンジ!

ピンチは、チャンス!

買い物先で、お子さんがパニックや癇癪を起すと、

「困ったな」とか「嫌だな」と思ってしまうかもしれません。

でも、「これは、チャンスだ」と前向きに捉えてみましょう。

 

確かに、お子さんが泣いたり叫んでいると、周囲の目もあるので、

気持ちが辛くなるし、前向きな気持ちにはなりにくいと思います。

でも、前向きな気持ちで取り組んだほうが、対処が冷静にできますし、よい解決方法が閃くかもしれません。

お父さんは離れて、お子さんの様子を観察しましょう

お子さんと外出のときは、お父さんは少し離れて、お子さんの様子を客観的に見てみましょう。

お子さんがパニックや癇癪を起す前に、何があったのか?

もしかしたら、お子さんはお店のBGMが苦手なのかもしれません。

もしかしたら、好きなものが視界に飛び込んできたのかもしれません。

 

環境による要因で、パニックや癇癪を起した場合は、環境を改善することで、回避できる可能性があります。

お子さんの様子をよく観察してみましょう。

癇癪やパニック後のお子さんの様子に注意!

お子さんが、実際に癇癪やパニックを起こすと、予想できない行動をとるかもしれません。

我が家の次男にも、同じようなことがありました。

 

買い物中に、癇癪を起した次男。

お菓子が欲しいと言い張って、その場から動いてくれませんでした。

家に帰れば、同じお菓子があることを次男に伝えてみましたが、全く聞き入れてくれません。

 

そこで、私は次男の癇癪に対して、取り合うことはせず、長男と買い物を続けました。

なぜなら、次男のお菓子をゲットする方法が、私を困らせることで実現させようとしていたからです。

 

すると、次男はますます私の気を引こうと、わざと店の中を走り出したのです。

結局、次男は少し離れて様子を伺っていた主人に、速やかに確保。

 

次男は、さらに大泣きしていましたが、ここで安易に次男の言うことを聞いてしまうと、

同じような状況で、さらに癇癪がひどくなってしまうので、主人は次男と一緒に車に戻ることに。

次男は、車の中で泣いていましたが、しばらくすると泣き止みました。

その時は長男もいましたし、もし私1人だったら、対応は難しかったのではないかと思います。

 

このように、お子さんの予想外の行動に対応できるように、サポートがあった方が良いです。

この役割は逆でもいいのですが、できれば力のあるお父さんの方が、適していると思います。

子供への対応は、あらかじめ打ち合わせておく

子供が癇癪やパニックを起こしても、お母さんとお父さんの役割がはっきりしていると、

いざ、それが起こった時に、慌てず冷静な対処ができます。

次男の癇癪についても、お互いの役割をあらかじめ、話し合っていたので問題なく対処できました。

 

私は、次男が癇癪を起して、それが収まらなかったときは、次男と主人は車に戻ることが分かっていたので、

長男の様子は自分が見ること、それとなるべく早めに買い物を済ませるようにしました。

 

主人は、車の中で、次男が勝手にドアを開けて出ていかないか様子を見ていたそうです。

そして次男は、「癇癪を起しても、自分にとって良いことがない」を経験してもらうために、

車の中で主人は、次男が泣いても顔も見ないし、要求にも取り合わないようにしていました。

皆さんも、小さい頃、経験なかったでしょうか?

「お母さんのばか~!」「はいはい、バカで結構ですよ~。悪い子はお母さん知りません」で終わっちゃったこと。

 

子供たちの癇癪については、あらかじめ話し合って、常に同じ対応をしていたので、

次男の癇癪も徐々になくなってきました。

今では、お菓子が買えなくても怒ることはありません。

買い物は、子供たちが幼児期に比べると、ずいぶんと楽になりました。

外出するときは、子ども達への「サポート」を中心に行動する

外出するとき、子供たちに配慮してあげることは大事ですが、

お子さんの「機嫌」や「周囲の目」をばかり気にして行動してしまうと、親は大変な目に遭ってしまいます。

  • エレベーターを見かけると、乗りたいと大声を出す。
  • お菓子を絶対買ってもらうまで、寝転んで、手足をバタバタする。
  • 外食するとき、待ち時間が長くて、我慢できずに大声で泣きだしてしまう。

その度に、お子さんをどうやって泣き止まそうか、当然、周りの人の目もあるし、

お子さんの機嫌を取るために、右往左往して疲れてしまいますよね。

しかも、お子さんにとっても、自分が泣いたり、叫んだりすれば、自分の要求が叶うということで、

要求が叶わなかったときには、ますますお子さんの癇癪やパニックが酷くなっていきます。

 

では、外出の時は、お子さんの「サポート」を中心に行動してみるのは、いかがでしょうか?

  • エレベーターに乗るとパニックになるお子さんなら、エスカレーターを利用するなど、工夫してみる(事前の回避)
  • お菓子を買ってもらえなくて、泣きだしたらすぐに場所を移動してしまう。(同一の対応)
  • 外食のときは、お子さんの様子によってテイクアウトに切り替える。(柔軟な対応)

など、お子さんへのサポートを中心に行動すると、万が一、癇癪やパニックが起きてしまっても、

慌てることなく、冷静な対応ができ易いかもしれませんね。

うまくできなかったときは、次へリトライ!

外出する際、どんなにいろんなことを予期したり、対策をしても、毎回うまくいくとは、限りません。

うまくいかなかったときに、「やっぱり、だめだった。もう、やめよう」と諦めるのではなく、

「今回は、うまくいかなかったね。でも、次は〇〇に気を付けてみよう」と、

外出がうまくできなかったときの原因を、次のチャレンジに活かすように考えてみませんか?

 

私達は、今では子供達との外出は楽しいですが、昔は本当に大変でした。

外出先で、子供たちがパニックや癇癪を起して、すぐ帰ったこともあり、

「せっかく、ここまで来たのに・・・」と、内心ガッカリしたこともありました。

 

でも、外出がうまくできなかった時の原因を、1つ1つ分析して、

事前に自分たちができることなど、子供たちへの対応を、試行錯誤しながら、対処していきました。

そのおかげもあり、今では過去のことは、「あんなこと、あったね~」と笑い話のように話すこともあります。

まとめ

お子さんとの外出で、最初のころは、苦戦するかもしれません。

でも、お子さんの様子を注意深く観察し、お子さんに合った対応をしていくことで、少しずつ改善していくと思います。

 

そのためには、お父さんの協力が必要です。

まずは、ご主人がリラックスしている時間を狙って、お子さんのことについて、時間をかけて話し合ってみましょう。

 

最初のころは、イヤイヤかもしれませんが、お子さんが次第に成長していく姿を間近にみることで、

お子さんとの外出に対する苦手感が、薄くなるかもしれません。

また、お子さんの成長が、お父さんの育児に対する自信に繋がると思います。

 

いかがでしょうか?

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