発達が遅れている?他の子と比較してみる

子供の発達が遅れているか確認するには、同年代の子供たちと比較してみることが、一番わかりやすいように思います。

例えば、公園などで同じ歳頃の子供たちと比較してみる等です。

ただ、公園などで遊んでいる他の子供たちは、何歳何ヶ月なのか予測するのが困難です。

我が家も2歳児の頃に公園に連れて行っても、小石ばかり拾ったり、他の子供たちと遊んだりもしないが、それは今だけで、1、2年すれば、同じように遊べるのだと思っていました。

あるテレビ番組を見て・・・

そんな中、日本テレビ系列で不定期で放送されている「はじめてのおつかい」を見た時のことです。

皆さんご存知だと思いますが、この番組は子供たちが、初めて自分たちだけで、おつかいに行く様子を撮影する番組ですが、撮影されるお子さんの年齢も紹介されます。

このときは、ちょうど長男と同い年(2歳6ヶ月頃)の子が出ていました。

できることが、明らかに長男と違っていて、私達は愕然としました。

これが、インターネットなどでいろいろ調べ、近くの小児科で発達検査を受けるきっかけになったのです。

 

普段、他のお子さんと比較する機会が少ない父親や、ご家族の方に対して、発達の遅れを口で説明するというのは、なかなか分かってもらえないのではないかと思います。

一人で悩むのではなく、一緒に自分のお子さんと比較してみて、ちょっとでも不安があれば専門家に相談するのが早いと思います。

 

また、我が家の場合は、3歳前には療育を開始しましたが、療育の開始は早ければ早いほど子供にとって負担が少なく、子育ても後が楽だと思います。

途中、引越しなどもあり、引越し先で、改めて療育の初診をお願いした際には、新規の初診は1年半先になりますと言われました。

引越しするかもしれないと分かった段階で、念のため問い合わせを入れておいたので、間が空くことはありませんでした。

地域によっては、発達外来が非常に混み合っており、かなり早めに行動しなければならないということを、知っておいたほうがいいでしょう。

そもそも「広汎性発達障がい」「アスペルガー症候群」「高機能自閉症」「自閉症スペクトラム」って何?

専門家の方々が診断のガイドラインとされている「精神障がいの診断と統計マニュアル」(DSM)が、2012年12月1日にアメリカ精神医学会(APA)の理事委員会にて承認され、第5版に改訂されました。

日本においても、2014年に邦訳版が出版され、その中では、それまで定義されていた「広汎性発達障がい」「アスペルガー症候群」「高機能自閉症」が「自閉症スペクトラム」に統合されたとのことです。

さて、これから発達障がいについて学ぼうとされている父さんお母さんにとっては、この時点で??となると思います。

そもそも「自閉症スペクトラム(ASD)」、「アスペルガー症候群(AD)」、「注意欠陥・多動性障がい(ADHD)」、「広汎性発達障がい (PDD)」等、調べ始めるとわからない言葉が、多く出てきますが、何が違うのでしょうか。

実践する立場から言えば、「そんなに違わない」と言うのが私たちの考えです。

もちろん、専門家の方から言わせれば、何を言っているんだといわれると思いますが・・・

こんなにたくさんの診断名があるのは、自閉症スペクトラム自体が、その名の通り、障がいに対する症状というか、行動や、知的な遅れ、発語の有無などが、子供によって千差万別だからです。

丁度、プリズムに光りを通すと、光が虹色にわかれるのと同じで、原因が同じでも、子供によって出てくる障がいの程度やこだわりが、一律ではなく、軽度から重度までバラバラに表出するためです。

じゃあ、ここからこの辺までは「アスペルガー」に該当しますね。知的な遅れを伴っているから、「自閉症スペクトラム(カナータイプ)」ですね。とか、言葉の遅れを伴うかとか、じっとしていることができるのか等々です。

その分類についても、血液型のA型、B型のようにはっきり分かれるわけではなく、フワッとした纏まりのようなため、特に3歳前の1歳から2歳児の段階においては、専門家によっても、判断が難しい原因なのだと思います。

ちなみに、現在の日本において、2歳児の段階で、画一的な確定診断ができるよう、研究が進められているそうです。

 

私たちの長男が診断を受けた当初、セカンドオピニオンのために、複数の専門家の方に見ていただきました。

「多動のようです。もうしばらく様子を見ましょう。」

「自閉症スペクトラムです。治ることはありません。」

「今は発達がちょっと遅れているだけですから、しばらく様子をみましょう。」

など、2歳児の段階では、専門の先生たちですら、はっきりとした診断の区別がありませんでした。

私たち親の立場から言えば、自閉症スペクトラムなのか、アスペルガーなのか、またそれ以外なのか、気になりますよね。

 

ですが、分かったから何なの?何かが変わるの?ということです。

いまもし、私たちが「お子さんはアスペルガーではなく。自閉症スペクトラムでした。」と言われたところで、

「そうですか・・・。それで?」となると思います。

 

診断が変われば、投与する薬が変わるのでしょうか?

そもそも薬なんて飲ませていませんし、今のところ特効薬はありません。

診断名が分かったから、明日から癇癪が無くなるのでしょうか?

当たり前ですが、無くなりません。

 

日々実践することは、不適切な行動を少しづつ適切な行動に置き換えて行って、子供の良いところを伸ばして行ってあげることです。

結局のところ、することは同じなので、執拗に気にする必要はないのかな?と感じています。

もちろんいろいろと気になるところはありますが、現在の専門家の方たちでさえ、原因とその治療方法については、模索中なのですから、親が、あまり深入りして調べるのはどうかな?ということです。

仮に、最新の学会誌に目を通し、自閉症スペクトラム障がい児の脳機能は、これこれ、こういう風な問題があることが判明したとか、こういう薬が何年か後には実用化を目指す。と分かったところで、そのころには遅いです。

それよりも、子供たちとの接し方を勉強して実践していくことが大事だと感じています。

私たちが知りたいのは、今すぐに、この子の問題(癇癪とか、変なこだわりとか、おむつが外れないとか)をどうやって改善していくかが知りたいからです。

結局は子供をよく観察することが大事

kansatu

 

子供を適切に導こうとするときに、初めに知らないといけないのは、

「子供が今何ができて、何ができないのか。何が好きで、何が嫌いか、何を安心と感じ、何に不安がっているのか?」

ということを理解することです。

例えば具体的に、子供の好きな食べ物は10個あげるとしたら何ですか?そのうち、ご褒美として携帯性に優れていて、日中あげても大丈夫なものはありますか?

※ちなみに我が家はアポロを利用しました。

嫌いな食べ物、苦手な食べ物はなんですか?味が苦手?色?食感?

突然耳をふさぐことはありますか?その際に共通することはありますか?

お腹が痛い時は、どんな動作をしますか?

こそばされることは喜びますか?嫌がりますか?どんな事だったら喜びますか?

等々です。

 

自閉症児は、話すことが得意でなかったり、全くしゃべれなかったりしますから、通常は会話の中で知っていくことを、子供たちの身振り、手振り、普段の様子から探っていくしかありません。

子供たちは千差万別ですから、これらの情報を基に、その子に合った接し方を組み合わせて行きます。

ですから、こうすれば良いという明確な正解がありません。その子によるからです。

専門書を含め、当サイトにも育児に際してのヒントは記載できると思いますが、その子にとって最適な方法は個別に探るしかないと思っています。

家事に仕事に子育て・・・。それによるストレスや疑問、不安が募っていませんか?自閉症児を育てていくうえで、何よりも一番重要なことは、あなたが笑顔でいることです。

私達も、様々な困難なことがありました。でも、それを乗り越えることで、いろんなことに気づいたのです。
このレポートは、私達が実体験から得た学びを、1冊にまとめたものです。
この中には、自閉症児の子育てに関する大事な5つの心得が記載されています。
あなたがこのレポートを読み終わったとき、きっと何かヒントを得て、笑顔で過ごせるようになることと思います。

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