ずいぶん更新しない時期が続きましたが、ようやく落ち着いてきたので、少しずつですが更新を再開しようと思います。
2023年3月に次男が小学校の特別支援学級を卒業し、4月に長男が通う中学校の特別支援学級に入学しました。
目次
新しい環境の中で大変だった1年
次男は中学生になってから、5教科の授業は主に交流学級で受け、特別支援学級でフォローしてもらい、その他の教科の授業は、交流学級か特別支援学級で受けています。
ただ、小学校のときにはなかった問題が起きたのです。
連日のようにあるトラブル
次男が通っている中学校は、2つの地区の小学校を卒業した生徒が通っています。
そのため、次男が通っていた小学校の同級生の子達だったら、次男の特性に対して理解があるのですが、別の地区の小学校出身の子達は、当然そのことはわかりません。
なので、次男のことを、からかいの対象とする子達がいました。
次男がその子達にからかわれたとき、「相手を無視する・相手にしない」などのスルースキルがあればいいのですが、どうしても次男はできず、トラブルになってしまうのでした。
またその子達は要領がよいせいか、次男が先生に訴えても、「そんなことしていませ~ん」とはぐらかしてばかり。
次男の担任の先生にこのことを伝えたところ、その子達の行動・言動ことは、職員全体で把握しているようです。
先生方は、その子達に注意はしてくれているようなのですが、全く態度を改めないようで、次男へのからかいは続いていました。
またトラブルは、次男からも起こすことがあるようで、例えば次男が相手が自分のことを悪く言ったと誤解し、相手につっかかっていくようなこともありました。
他にも次男は、「自分基準の正義感」があります。
例えば、ある生徒がトラブルを起こす生徒から嫌なことをされていたのを見たとき、「やめろよ、ボケが!」(←この「ボケが」で余計にもめる)と言うのでした。
もともとトラブルを起こしやすい同士なので、この場合は相手に直接言うのではなく、先生に言うのがベターなのだと思います。
こういったことがある度に、特別支援学級の担任の先生が次男から話を聞き、どうすれば良かったのかを次男に根気強く教えてくれます。
他には、次男がスルースキルを獲得するのはなかなか難しいので、どうしても気持ちが落ち着かない、または感情のコントロールができないときは、特別支援学級の教室や図書室に移動することを実践していました。
この対応がうまくいったときもありましたが、うまくいかないときもありました。
次男にとって、この1年間は本当に大変だったと思います。
ただ、先生にはある考えがありました。
中学校卒業したあとを考えて・・・
私達が住んでいる地域の公立・私立の高等学校には、一部の他県にある特別支援学級はありません(2025年1月現在)
自閉症など発達障害のあるお子さんは、まずは高校入試で合格をしてから、高等学校と入学後のサポートについて話し合うような流れです。
ただ、特別支援学校や特別支援学級のようなサポートがあるかどうかは、学校によるとと思います。
そのため、学力だけではなく、本人自身のコミュニケーションスキルが、ある程度ないと高校生活は大変だと思います。
次男の担任の先生は、次男が中学校にいる間に、「トラブルを起こさないようにするには?」「トラブルが起きてしまったときはどうしたらいいのか?」を失敗も成功も合わせて経験し、学んで欲しいということでした。
他の先生方には、交流学級の先生も含め、情報共有をしてあります。
担任の先生は次男にも説明をしてくださったようで、次男は「頑張る!」と言ったそうです。
担任の先生が、次男の特性のことをよく理解してくださっているので、本当に有難いです。
入学して1年間は、次男にとって大変だったと思います。
人間関係もそうですが、小学校のときよりもテストが多いこと、授業時間が長いこと、宿題が多いこと。
本当に頑張りました。
2年生も困難ありだけど・・・
次男が2年生になる前、両親・特別支援学級の担任の先生・放課後デイサービスの管理者さん・相談支援専門員さんとの話し合いが行われました。
その中で、先生に次男が1年生のときにトラブルとなった生徒とは、別のクラスにすることをお願いしました。
そして2年生新学期開始。
学校から帰ってきた次男にクラスのことを聞いたら、無事にその子とは別のクラスとなったようで、ホッとしました。
でも、平穏だったのは束の間でした。
居場所がなくなりそうな次男
まず、新学期が始まって間もなく、特別支援学級の1つ上の生徒に後ろから首を絞められ、「奴隷になれ!」と脅されたのです。
その上級生は、次男と同じ小学校出身の子で、小学校の時期から次男にちょっかいを出して、次男の反応を楽しむ子でした。
次男が2年生になってから、ますます絡むようになってきて、今回このようなことが起こってしまったことが、次男にとっては辛い体験となってしまい、そのため、その体験がフラッシュバックで思い出してしまうようで、ふとしたときに次男は「〇〇君に首を絞められた」と言うようになりました。
交流学級で辛いことがあったとき、気持ちを落ち着けるための特別支援学級だったのに、次男にとって落ち着けない場所に。
さらに、交流学級でも問題が。
トラブルを起こす子が、どうやら次男のクラスに遊びに来るのです。(2学年の方針で他クラスの中に入らないことが決まっていました)
そのため、それでその子とまたトラブルが起きてしまったり、他にも女子が、次男の髪の毛を抜くということも起きてしまったようです。
昨年よりもさらに事態が悪い方になっているようで、学校の中で次男の居場所がなくなりそうで、不安でした。
先生は、一応、それらの生徒には指導をしてくれたようですが、彼らの態度は、この記事を書いている今も変わらないです。
ただ、相手側だけに非があるのではなく、次男にも非があるときもあるようです。
次男にとってこの環境の中で、コミュニケーションスキルを伸ばすことができるのか心配です。
今のところ、成功よりも失敗の経験の方が多いと思います。
でも、これらのことは次男と担任の先生から教えてもらっただけで、実際のところを私が見たり聞いたりしたわけではありません。
私達が思っているほど、事態はそれほど深刻でないかもしれませんし、そうでないかもしれません。
家では元気にしている次男ですが、長期休暇など休みの最終日になると、学校に行くことが憂鬱のようです。
そして、小学校のときに通っていた放課後デイサービスのことを懐かしんだりします。
次男は家以外のところで、同じ年齢の子達と話をしたり、遊んだりできるような、自分の居場所が欲しいのかもしれません。
学校以外に学べる居場所を作る
そこで、相談支援専門員さんと話し合ったところ、長男が通っている放課後デイサービスを利用してはどうかと提案された。
今次男が通っているのは、月1回で、コミュニケーションについて1対1で学んでいるのですが、長男が通っているのは、中学生以上の子達が集まって、遊びを通しながらコミュニケーションを学ぶというところです。
ここに通った方が、何かトラブルが起きても、スタッフさんが対応して、どうすればいいのかすぐにフィードバックしてもらえるのと、詳しい状況を教えてもらえます。
次男にとって新しい居場所になればいいなと思います。
今は部活で帰宅が遅いため、冬休みなどの長期休暇しか利用できないですが、次男が3年生になって部活を引退した後、今利用している放課後デイサービスと曜日が重ならないように、利用しようと思います。
本格的に利用が始まったら、次男の近況と共にお伝えできたらと思います。
参考になれば、幸いです。
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