子供が自閉症だと診断されたときに読んでほしい5つのこと

自分を責めない

特に母親は自分のせいではないかと思い悩みますよね。
でも、自分を責める必要はありません。子供に障がいがあるのは、誰も悪くないからです。
視点を変えて、子供たちからすれば、自分が生まれてきたがために思い悩む親の姿を見てどう思うでしょうか?
将来にわたって生きにくい思いをするのは、障がいを持つ本人達です。

また、親は「なぜ自分の子供が」という、被害者のような思いを持ってはいけないはずです。

親子で楽しく堂々と生きてゆくことを目指せばいいのです。

子供が療育を受けるのと同様に、親にもケアが必要

親のメンタルヘルスケアについては、自閉症やADHD等に比較して、あまり触れられていないように思います。

子供たちがすくすくと成長するには、親のメンタルが健全である方が良いに決まっています。

初めて告知を行けた時は、「やはり」という納得と、「なぜうちの子が」という気持ちがありましたが、やがて前向きに頑張っていこうという思いに変わっていきます。

問題は、そこまで変われなかった場合だと思います。

障がい受容の過程は後日記載するとして、できるだけ早く、前向きに療育や日々の生活改善に取り組めるようになることです。

子供の目線で考えるということ

自閉症の子供を育てていると、すごくイライラすることが多いと思います。

幼児期は親に愛情を向けませんし、(少なくとも向けていないように見えます。)自分の気に入らないことがあると、この世の終わりのように何時間でも泣き叫びます。

しかし、想像してみてください、子供たちは、伝えたいことが思うように伝えられず、のどが渇いて水がほしくても、お腹がすいても、体のどこかが痛くても、思うように伝えられない。

きっと、四六時中もどかしい思いをしているのです。

親がすべきことは、子供が泣き叫んで暴れている原因が何なのか、よく見極めることです。

それは、子供の様子や性格をよく見ている親にしかできないことです。

世界的に有名な医者でも、一緒に生活をしているわけではありませんから、今うちの子が泣いている原因を想像することは容易にはできないからです。

親は、子供のパニックの原因を分かったうえで、適切な行動をとる必要があります。

パートナーの協力は可能な限りあったほうが良い

障がいのある子供を育てるということは、長いマラソンを走りだすのと似ています。いきなり全速力で走り続けては、とても耐えきれません。

適度にリラックスをする時間、月に1回は子供たちを自分の親もしくは託児所等に預けて自分たちの時間をとる等の工夫が必要だと思います。

また、できるだけ早い段階で、パートナーに協力してもらえる体制が組めるようになった方が良いです。

しかし、通常父親は普段ほかの子供たちと接する機会が、母親に比べて圧倒的に少ないです。

最初は、「障がいがあると思うから、そんな風に見えてくる。」くらいにしか思えません。

仮に、第2子、第3子だったとしても、2年前の同じ年齢の時に、どんなことができて、どんなことができなかったのか、正確に思い出し比較することは難しいでしょう。

我が家の場合は、2歳児の段階で「これは病院に連れて行かないと。」という出来事ことがありました。これについては、後日記載します。

記載しました:発達が遅れている?他の子と比較してみる

幸せの形は人や家族によって皆違うということ

幸せの形は、家族によって、一人一人にとって皆違います。

当たり前のことなのですが、なかなか気付きませんし、納得できないと思います。

例えば、良い大学に入って、いい会社に入った方が良いと皆が思いますが、それはなぜでしょうか?

確かに良い大学に入れば、いい職業につきやすくなることはあるでしょう。

ですが、「良い大学にはいった、いい職業についた」ということと、「お金を稼ぐことや、幸せになること」というのは全く違うことだと考えています。

もちろん、当面は療育に力を注いで、健常児たちと同様に生活できるよう、尽力しなければならないと思います。

しかし、選択を迫られる場面では、子供にとってそれが本当に最良の選択であるのかを、常に判断していかなければなりません。

目的は、自分たちなりの幸せの在り方を見つけていくことだからです。

 

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この本の中には、これまで私達が体験してきたいろいろなエピソードを基に、私達が感じた不安や、不安を感じつつも、やってきて良かったと思ったこと、そして、自閉症の子供を健やかに育てるために、幼児期から気を付ける7つのことが書かれています。
かつての私達と同じように、将来に対する不安を抱えているお母さんや、お子さんに診断が出て戸惑っているお母さん、不安になっているお母さん達の心の負担がきっと軽くなるでしょう。

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