自閉症児と行くグアム観光 アトランティス・サブマリン編

グアム旅行2日目。

午前中は、潜水艦で海の中の生き物やサンゴ礁が観察できる「アトランティス・サブマリン」に行きました。

今回、現地ツアー専門予約サイト「VELTRA」を利用し、第2便(9:30出発)で予約が取れました。

(※予約サイトの記載では、子供は3歳から参加可能ですが、身長92cm以下のお子さんは参加できないので、気を付けてください)

宿泊ホテルの送迎時間は、8:45でした。

ホテルからアクアワールド・マリーナに着くまで

当日は、ホテルのロビーにて待っていると、スタッフの方が迎えに来てくれます。

そして、カタコトの日本語で私達の名前を確認し、送迎車に案内してくれました。

途中で大型バスに乗り換えて、まずは「タモンベイセンター」に向かいます。

到着するとバスの中で、スタッフによるツアーの説明が簡単にあります。

説明が終わると、予約バウチャー券の回収と、参加者として腕に紙テープが巻かれます。

オプショナルツアーに参加する場合は、日本で予約バウチャー券を印刷して持っていきましょう。

ツアーによっては、紙で印刷したものを用意しなければ参加できません。

私達は、念のためすべての予約分を日本で印刷しておきました。

そして、アクアワールド・マリーナに向かいます。

 

アクアワールド・マリーナに到着し、ここでシャトルボートに乗り潜水艦があるダイビングポイントへ向かいます。

シャトルボートに乗る前には、トイレをすませておきましょう。

一応、シャトルボートの中にはトイレが完備されていますが、潜水艦の中にはありません。

シャトルボートに乗ってから帰ってくるまで、約1時間20分くらいかかります。

マリーナでは男女兼用のトイレが1ヵ所しかないので混み合いますが、スタッフの方が、ちゃんと待っててくれました。

 

シャトルボート乗車前には、家族ごとに記念撮影があります。

ここで撮った写真は、解散場所のタモン・サンズ・プラザ内にあるギフトショップで販売しています。

私達も、旅行の思い出にと、ついつい買ってしまいました。

シャトルボートから潜水艦まで

シャトルボートに全員乗船したら、いよいよ潜水艦へ向かいます。

シャトルボートが動き出してすぐに、スタッフの方から潜水艦内の注意事項の説明がありました。

  • 潜水艦に乗船の際は、はしごを使って、昇り降りすること
  • 艦内は、飲食禁止
  • 艦内では、動き回らないこと
  • 艦内には、トイレが完備されていない
  • 席の移動ができないので、家族揃って乗艦すること
  • 救命胴衣の使い方など

説明が終わると、ボートのデッキや上部デッキに出ることができました。

のんびりとアプラ湾を眺めていたのですが、ボート場をすぎるとシャトルボートがスピードを上げました。

加速すると風当りが強くなるので、帽子が飛ばされないように注意してください。

また、エンジン音も大きくなります。

大きな音が苦手なお子さんには、イヤーマフや耳栓を用意してあげてください。

ボートデッキにも行けますが、必ず大人が付き添うようにしましょう。

潜水艦に乗艦

潜水艦があるダイビングポイントに到着したら、ボートから潜水艦に乗り換えます。

ボートと潜水艦の間には、若干の隙間がありました。

お子さんが怖がる可能性がありますから、サポートしてあげましょう。

もちろん、スタッフの方もいるので、お手伝いしてもらえます。

またお子さんが潜水艦の上部に乗り移ったら、勝手に動き回らないように気を付けてください。

 

潜水艦に乗った後は、梯子で艦内に降りていきます。

艦内は狭くて、順番に降りた後はあちこち移動できませんから、家族揃って降りるようにしましょう。

我が家の場合、私→長男→次男→パパの順番で降りました。

潜水艦内部に降りて気づいたことが、いくつかありました。

  • 艦内は薄暗い
  • 艦内は、音が響きやすい(※艦内アナウンス・エンジン音・スタッフさんの口笛など)
  • 一番最初に乗艦した人は、操縦席が見える前方になる
  • 潜水艦は48人乗りで、席は背中合わせで2列になっていた
  • 今回の参加者は、ちょうど24人だったが、片側1列に座らされた
  • 2人で1つの窓を見る感じだった
  • 1人につき1つ、日本語の説明が聞けるヘッドフォンが置いてあった

私達は一番最後に乗艦したので、潜水艦の後方となりました。

後方になるとは知らなかったのですが、万が一、子供達がパニックになった時、後方なら他の方の迷惑にはならないような気もしました。

実際のツアーの様子

ツアー時間は、約30~40分です。

私達は、一番後方に座っていたのですが、近くに現地スタッフの方も座っていました。

とても陽気な方で、不安がっている子供達に、「モウスグ、ニモミエルヨー」・「ニモミテネー」など、カタコトの日本語で話しかけてくれました。

 

この日は、海のコンディションが今一のようで、海中は少し濁っていました。

魚が見えるか心配でしたが、魚の餌付けスポットがあるようで、ちゃんと見れました。

スタッフさん曰く、運がいいとウミガメやサメが見れるそうです。

今回は、残念ながら見れませんでしたが、大きなサンゴ礁や「ファインディング・ニモ」でお馴染みの、カクレクマノミなど、いろいろな魚を見ることができました。

そして、海底45mの深さに潜ります。

海の色が綺麗で、非日常的でした。

この様子は、動画にて収録されていますので、よろしければ参考にしてください。

できればお子さんに事前に見せてあげて、参加できそうか反応を見てもいいと思います。

 

海底に到着した潜水艦は、その後一気に海面に向けて浮上して、ツアー終了です。

この時、タンクから出る空気が、太陽光でキラキラ光って、とても綺麗でした。

 

潜水艦から降りるときは、操縦席側の前方から順番に、梯子を昇ります。

梯子を昇る前に、操縦席の様子が見れます。

子供達は、操縦席で記念撮影をさせてもらえました。

梯子を昇った後は、来るときに乗ったシャトルボートに再度乗り込みます。

子供達の様子

ツアーが始まると、エンジン音の他に潜水艦のモーター音らしきものが響いていました。

そのため、子供達は不安に思ったようで、耳を塞いだり、長男は備え付けのヘッドフォンをしたりしていました。

でも、魚やサンゴ礁を見て夢中になっている間は、耳を塞いだりはしていませんでした。

また、艦内では不用意に立ち上がったり移動してはいけないようです。

私とパパが、子供達の両側に座っていたので、立ち上がったり、どこかへ行ってしまうことはありませんでした。

次男は最初、パパの隣でしたが、不安になって長男と席を替わり、私の隣に移動してきました。

 

水族館が好きな子供たちなので、魚を探すのは、面白かったようです。

また、潜水艦の窓に使われている、かなり厚みのあるアクリルガラスの見本を、直に触ることができました。

普段できない体験に、不思議そうな顔をしながら、ペタペタ触っていました。

潜水艦から帰るまで

潜水艦からシャトルボートに乗り込むと、マリーナへ向かいます。

往路の時と同様に、復路もボートは加速して進みます。

ボートの走行中、次男はパパとデッキへ行き、私と長男は、後方で海を眺めていました。

すると一瞬、何か飛んでいったことに、気づきました。

「誰か帽子を飛ばされたな・・・」とのん気に思っていたら、うちの子でした(笑)

今頃は、グアムのアプラ湾に浮いていることでしょう・・・。

 

次男の帽子が飛ばされた瞬間、パパは次男が帽子を取ろうと身を乗り出さないように、腕を掴んだようです。

このように、不測の事態があるかもしれないので、お子さんには必ず付き添うようにしましょう。

この様子も、動画に収録されています。

 

アクアワールド・マリーナに到着すると、帰りのバスに乗ります。

バスは、タモンベイセンターまで送迎してくれます。

そこまでの移動時間は、約30分です。

バスに乗る前にトイレをすませた方がいいでしょう。

タモンベイセンターに到着すると、建物の中にあるアトランティス予約センター兼ギフトショップに案内されます。

ギフトショップ

ギフトショップでは、アクアワールド・マリーナで記念撮影した写真を見ることができます。

金額は$15で、購入するかどうかは自由でした。

 

ギフトショップの中には、海の生き物のぬいぐるみや、アトランティス特製グッズなどが販売されていました。

次男の帽子が飛ばされてしまったので、ここで購入しようと思いましたが、$30もしたので、ここでの購入はやめました・・・。

まとめ

「アトランティス・サブマリン」は、エンジン音等が大きく、艦内はよく響きます。

そのため、音が苦手なお子さんは、イヤーマフもしくは耳栓が必要です。

また、艦内は薄暗くなっていました。

魚は、餌付け場があるので、潜水艦の中から見ることができます。

 

シャトルボートは、アクアワールド・マリーナから離れると、速度が速くなるので、突然の加速に、気を付けてください。

また、帽子を飛ばされないように気を付けるか、乗船中はお子さんの帽子を預かるようにしてください。

もし、お子さんを連れて行くのに不安があるようでしたら、私達が撮影した動画を見ていただいて、参考にしてください。

 

私達は、国内での旅行は何回かありましたが、初の海外旅行ということで不安がありました。

でも、子供たちの楽しげな様子を見ていると、連れて行ってよかったと思います。

その様子をダイジェストでまとめた映像がありますので、よろしければご覧ください。

 

また、この他にも空港や飛行機の中での子供達の様子、搭乗にあたっての注意点や、現地のホテルやお店の様子などを、映像でまとめました。

この映像は、私達と同じように、自閉症のお子さんをお持ちのご家族にとって、参考になればと思い制作しています。

そのため、通常では全てカットするような機内の様子なども、できるだけお伝えできるように編集してあります。

また、私達のプライベートな部分も多いため、不特定多数の人には公開をしていません。

読者登録された方のみ、無料でご覧いただけるようになっておりますので、よろしければご覧下さい。

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2児の自閉症児を育ててわかった、子育てに必要な7つのステップ
この本の中には、これまで私達が体験してきたいろいろなエピソードを基に、私達が感じた不安や、不安を感じつつも、やってきて良かったと思ったこと、そして、自閉症の子供を健やかに育てるために、幼児期から気を付ける7つのことが書かれています。
かつての私達と同じように、将来に対する不安を抱えているお母さんや、お子さんに診断が出て戸惑っているお母さん、不安になっているお母さん達の心の負担がきっと軽くなるでしょう。

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