自閉症児は、一人でトイレに行けるようになるのも、健常児と違って、一苦労です。
トイレトレーニングを行う際のコツを公開しますので、参考にしてみてください。
焦らないこと
トイレトレーニングは健常児でも、なかなかうまくいかいことがあります。
我が家では、3歳頃からトレーニングを始め、一人でオシッコ、ウンチができるようになったのは、6歳になってからです。
3年もかかっていますが、現在ではちゃんとひとりで行けるようになっています。
当時通っていた療育の先生によれば、お子さんによりけりですが、早くて3か月、
遅くて1年以上かかるのは普通です。
トイレを失敗しても怒らない
トイレを失敗すると、親としては、焦りもありますから、どうしても子供を怒ってしまいがちです。
「何でできないの?」「できるでしょ?」などと、威圧的に言ってしまうと子供は委縮してしまいます。
また、「トイレ=怒られる」イメージがつくことは避けなければなりません。
決して怒らないようにしましょう。
よく観察する
トイレトレーニングには、長い期間が必要ですが、ほおっておけばできるようになるわけではありません。
日頃の子供の様子をよく観察して、部屋の隅でじっとしているときはうんちのサイン、股を抑えているときはおしっこのサイン等、常日頃から子供をよく観察するようにしましょう。
少しずつ、気長に続けることが大事です。
環境が変わるタイミングを利用する
自閉性の子供たちは、変化をすごく嫌います。ある日を境に、今までおむつの中でしていたおしっこを、トイレでするような変化はなかなかついていけません。
また、既におむつで、または部屋の隅等のする場所にもこだわりができていても不思議ではありません。
我が家ではこれまで、2回引越しをしていますが、そのたび、トイレスキルがあがってきました。
具体的に、
- 1回目に引っ越した先では、定時排尿ができるようになる。
- 2回目に引っ越した先では、自分からトイレに行くようになる。
しかし、一般的に引っ越しは、なかなかありませんので、長期の外出や旅行、保育園や幼稚園への入園等は、子供の環境が変わるため、チャンスではないでしょうか。
褒めること
トイレができたときは、「すごいね!」「えらいね!」と、褒めることがとても大事です。
最初は強引に連れていいって、排尿するまで一緒にトイレにこもったとしても、できたときは、よく褒めてあげましょう。好きなおやつ等があれば、あげてもいいかもしれません。
褒めることが、「できる」という自信につながっていきます。
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