2018年のクリスマスに、我が家に「Nintendo Switch」がやってきました。
ゲーム機に興味が出てきた我が家の子供達は、サンタクロースからのプレゼントに大喜び。
ただ、私は1つ心配事がありました。
子供達は、ゲームとうまく付き合っていけるのかなぁ・・・と。
特に次男は、前々からSwitchを切望していたので、ハマらないか心配でした。
でも、ゲームを通して、次男の意外な一面に気づかされました。
目次
うまくできなくて、クリアできないとき
次男は、幼いころから負けず嫌いです。
予想はしてしましたが、ゲームで敵にやられてたり、うまくできなくてクリアできないと、「ああ!ちくしょー!!」と、よく怒るようになりました。
普段は、温厚なんですけどね・・・(;^ω^)
怒ったり、八つ当たり・・・
時には、ゲームの登場キャラクターに対しても、「もう話しかけないでよ!!」と怒ったり、
やられたときの悔しさで、ゲームのコントローラーを机の上に「ドカッ!」と乱暴に置いたりなど、八つ当たりが激しくなってきました。
ゲームがうまくできなくて、悔しいのはわかるけど、乱暴な言葉や物への八つ当たりは、止めて欲しいなと思いました。
そこで、次男と話をすることに。
- 悔しいときは怒らずに、「まあ、いいか」で切り替えてみよう。
- どんなに腹が立っても、ゲーム機に八つ当たりしない。
- 次男が怒って、八つ当たりするのは、悲しい。
次男は、「わかった」と言ってくれましたが、果たしてわかってくれたんだろうか・・・?
しばらくは、ゲームしているときの様子を見ておこうと思いました。
本人なりに頑張る姿
宿題が終わり、さっそくSwitchをする次男。
私は、長男の宿題をみつつ、次男の様子も伺うことに。
しばらくして、ゲームで負けた次男。
怒りだすかなと様子を見ていると、私の視線を感じたのか、約束を思い出したのか、「まあ、いいか!」と言いました。
ただし、ちょっと怒り口調で言っていたのですが、私も「まあ、いいか」とサラリと流しました。
その後は、悔しさでコントローラーに八つ当たってしまうときもありますが、
「今のは、違うんだよ!」「してないよ!」と若干ごまかしてはいましたが、八つ当たりをすることが良くないことだということは、分かってくれたようでした。
そして、少しずつ八つ当たりする回数が減り、またゲームの腕前が上がったことで、怒る頻度も少なくなったのです。
今では、オンラインチーム戦のゲームで、こんなことも・・・。
始まる前に、チーム1人1人の名前を読み上げ、「みんな、頑張ろうぜ!」と言い、
終わった後は、「みんな、よくやった!」とチームを労っているのです(笑)
新しいゲームだと、またうまくできなくて、癇癪を起すかもしれませんが、以前よりは、感情のコントロールができてきたのかな?と思います。
あともう少しで、クリア!でも、時間が・・・
我が家のゲームの時間は、1日基本30分です。
Switchが我が家に来てから、最初はこのルールを徹底していました。
部屋の隅で泣き出した次男
ある日のこと。
時間になっても、ゲームを止めてくれなかった次男。
ここの所それが続いていたので、私は次男を叱りました。
すると次男、ゲームを消した後、無言ですくっと立ち上がり、部屋の隅にトコトコ行き、体育すわりをして泣き出したのです。
部屋の隅で泣くのは、決まって拗ねたときの次男スタイル(笑)
この時の次男に構っても、反省しないので、しばらく様子を見ることに。
しばらくしてから、次男から私の方にやってきました。
次男「もう少しだったんだ。」
私「何がもう少しだったの?」
私がそう聞くと、次男は自分なりに伝えてくれました。
次男「敵をあと1回ドンしたら、やっつけれるんだ。でも、俺できなかった・・・。」
どうやら、『敵にあと1回攻撃できれば、クリアだったのに、時間になったから、できなくて悲しい』ということを伝えたかったのだと思います。
振り返ると、私は次男のゲーム状況も見ないで、叱っていました。
自分の行動に反省した私は、
「そっか~。お母さんもごめんね。ちゃんと、聞けばよかったね。これから気をつけるよ。」
と次男に伝えると、次男は納得して泣き止んでくれました。
まさかの行動!
この一件があってから、ゲーム終了となったとき、次男に一声かけるようにしました。
私「タイマーなったけど、どうする?」
次男「もう少しだけ待って!今、ボス!!」
私「う~ん。じゃあ、これやっつけてから終わってね」
次男「は~い」
自分で終わりを決めれるようになってから、すっきりゲームが終われるようになりました。
たまに、私の目を盗んで、続きをしようとしたときもありましたが、
「さっき、約束したよね。これやっつけたら終わるって・・・」と伝えると、すんなり止めてくれます。
時間を守ることは、もちろん大事なことですが、状況に応じて、自分から交渉することも大事なと気づかされました。
自分で区切りをつけることを学んだ次男。
ある日、タイマーが鳴って、私が「時間だよ~」と離れた場所で一声かけたときのことです。
「は~い」と言って、1~2分後ぐらいに自分からゲームの電源を切って片づけていました。
自分のタイミングでゲームを止めれたことに、ビックリしましたね。
褒めるとすごいドヤ顔されました(笑)
長男と対戦ゲームをしていたとき
我が家の長男は、Switchがきた当初はよくゲームをしていましたが、ゲーム操作が苦手なようで、しばらくすると、Switchをしなくなりました。
そこで、長男ができそうなゲームソフトを購入することに。
そのゲームは、カーレースで、アイテムを利用して1位を目指すものでした。
当然、次男もやる気満々です。
ゲームでは、対戦もできるので、長男と次男でやることに。
勝敗でケンカしないかなぁ・・・と私は心配しました。
長男は、ゲームが得意?
ゲームが始まってから、離れたところで2人の様子をみていました。
意外にも?和気あいあいとゲームをしている二人。
すると・・・
「お兄ちゃんは、強いなぁ~。」
「お兄ちゃん、また1位だ。すご~い。」
ゲームに慣れている次男よりも、長男の方がゲームの成績がよさそうで、長男は意外とゲームが得意なのかなぁ・・・と思っていました。
そして、2人のゲームを近くで見ていると、あることがわかったのです。
お互いに楽しむために
ゲームが始まり、各走者が一斉にスタート!
コースを一周したところで、1位はなんと次男で、長男は3位でした。
「あれ?次男の方が、うまい・・・??」
すると、次男、2周目の中間ぐらいのところで、突然のストップ。
私「次男、行かないの?追い抜かれちゃうよ?」
次男「いいんだ。」
そして、長男が次男の後ろからやってきたところで、次男、再びスタート。
レース中は、次男が長男の後ろを走っていて、長男を追い越したとき、次男は長男が来るまで止まっていました。
そのレースでは、長男は3位でしたが、次男は4位でした。
「お兄ちゃんは、強いね~」と言う次男。
負けず嫌いの次男なのに、なぜ?と私は不思議に思いました。
長男は、マインクラフトのような、1人でじっくりできるゲームは得意ですが、
このカーレースのように、アイテムを駆使し、1位を目指すようなゲームはやや苦手なようでした。
昔は、勝ち負けに無関心だった長男は、ここのところ勝敗を意識するようになったのか、カーレースになかなか勝てないことに、イライラ・・・。
その様子を隣で見ていた次男は、長男のイライラする気持ちを察し、わざと負けてくれたのだと思います。
毎回、勝ちを譲ってくれるわけではありませんが、長男と一緒にゲームを楽しみたかったのかもしれません。
想えば、我が家の子供達は、物心つく頃からしょっちゅうケンカをしていました。
時には、次男が怒って長男にブロックを投げつけたり、長男が次男を突飛ばしたり・・・。
「仲よく遊ぶ」とは、程遠い兄弟でした。
特に長男は、一人で黙々と遊ぶのが好きなタイプなので、次男が近づいてくると、スッと逃げてばかりでした。
この二人、将来は仲良くなれないかも・・・と私は心配していました。
でも、仲良くゲームをしている子供達を見ていて、私は嬉しくて、少し泣きそうになりました。
今は、次男が主導で長男と遊んでいますが、いつかは長男からも・・・と思ってしまいますね。
現在は・・・?
Switchが我が家に来て、約半年がたちました。
次男は、日によってSwitchをしたり、iPadをしたりで、Switchのゲームにどっぷりはまることはないです。
おそらく、長男もそうですが、家での過ごし方が多様にあるからだと思います。
絵を描いたり、レゴブロックを組み立てたり、長男とごっこ遊び、好きな映画を観る、くつろいでいるパパのところに行く・・・等
だから、1つのことだけに依存することがないのでしょう。
新しい遊びを、上手に取り入れた次男は、また1つレベルアップしたと思います。
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